NTTデータ、エッジ領域でのIoT・AI活用インテグレーションサービスの提供を開始

近年、AIやIoTを含むデジタル技術を機械設備の監視・点検業務、製品の品質管理などに活用し、業務改革を行うニーズが増えている。従来のIoTシステムでは、データをクラウドへ集約する構成が多かったが、タイムラグの発生で現場でのリアルタイムなアクションが難しい等の課題があった。

そこで、機械設備に近いところにエッジを配置し、リアルタイムにデータの収集、加工、監視ができるエッジコンピューティングとエッジ側でAIによる解析、検知、判定などの処理ができる「エッジインテリジェンス」の活用が期待されている。

このほど、NTTデータは、米国FogHorn Systems社(以下、FogHorn社)との日本国内におけるパートナー契約を締結し、エッジ領域でのIoTとAIを活用したコンサルティングおよびインテグレーションサービスの提供を開始した。

このプラットホームとして、IoTにおいてエッジ側でAI処理ができる「エッジインテリジェンス」製品のFogHorn社が提供する「FogHorn」が活用される。「FogHorn」は、工場プロセス設備等の既存のOT機器の隣に解析のための独立した環境を構築し、データの収集・整理や異常検知・予兆把握ができる仕組みを提供する。

同サービスを用いることで、主に製造業、通信業、エネルギー産業などの顧客を対象とした機械監視・設備保全業務を行うことができる。顧客は既存設備に対して最小限の変更で、リアルタイムにデータを整形・ひも付けすることにより、異常検知や予兆把握が可能になる。

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